2009年5月31日日曜日

聴竹居(大山崎)

土曜日、大山崎にある聴竹居へ行きました。
以前母から新聞の切り抜きを貰ってから行きたいと思っていた場所で
栗本夏樹さんという漆芸作家さんの個展が開かれていて
実演+トークが行われるとのことで前の事務所の後輩が申し込んで
くれました。

昭和3年に建てられた聴竹居は建築家藤井厚二さんの自邸であり
第5回目の実験住宅です。
エコが話題になっている今では住宅に関してもさまざまな取り組み
がされていますが、藤井さんは80年も前から環境工学に基づいた
設計方法を展開し、
「日本の風土・気候に合った日本人の身体に適した住宅」
を追い求め、それを聴竹居で実践していたそうです。
チルチンびと49号「風の道のある家」http://www.fudosha.com/publication/chilchinbito/cb/cb_049/cb049.html
の中で聴竹居についての特集が組まれています。

藤井さんは
日本の風土においては換気の重要性を第一としていて、
気密性を高くするのではなく
「一屋一室方針に近きものである」という自説を展開されています。
聴竹居では空気が欄間や天井に設けられた排気口を通じて
屋根裏へ抜け、妻面の通風窓から排気されるように工夫されて
いたり、床下には地中に埋設された通気筒を通って外気を取り入れる
工夫がされていたり、機械設備を使うことなく快適な空間をつくる
仕掛けがなされていました。


南側の縁側も夏は熱を遮断する緩衝帯となり冬は日射熱を取り込む
サンルームとなるよう工夫されています。
このサンルーム両方ともコーナーに窓があって柱がないのに驚きました。
サンルームの奥の柱が天秤のように梁を支えているそうです。

一番身近な建築「住宅」の理想形を生涯追い求めた建築家。
いろんなことを考えさせられた一日でした。

2 件のコメント:

lime+ さんのコメント...

お~っ!聴竹居に行ってきたのねぇ~。
私も行きたい!実測図持ってるのよ!
何度も雑誌などで見ているので、行ったことあるのかないのか、自分でもよく分からなくなってきました。(笑)
展示会とかに使われているんやね。
藤井厚二さんは御曹司だったそうですねぇ。
何度も実験できるなんて、羨ましい話だね。

まめさや さんのコメント...

lime+さん行ったんじゃなかったですっけ??わたしも実測図ほしいと思いました。
これからは展示会とかに使っていって、建築以外の人たちにも知ってもらいたいって言ってましたよ。
そうそう。財力を生かして5回の実験住宅を作ったって書いてましたね。
うらやましい・・・