2010年6月26日土曜日

西日が嫌われるのは

西日は暑いとか、寂しい・侘びしい・気怠い感じがする
等、イメージが良くないですよね。

間取りを考えるとき、西日しか当たらない部屋は納戸に
したり、大きな開口を開けないようにする等の工夫をします。

西日が嫌われるのは下記のような理由があります。

西日が当たる部屋は午前中、日が差さないということです。

昔は「東南玄関 東水屋(台所)」というのを念頭に間取り
を考えるのが通常だったようです。
これは家相などでも言われていることですが、
暮らし方を考える上でも合理的といえます。
太陽の動きとともに生活の場所も動いていくのが理想的です。
朝日の入る東側にキッチンやダイニングがあるのが理想。
日中過ごすリビングは南に面するのが理想。
というのはこのことからも納得できますね。

そういった生活のリズムの上から考えても西日の当たる部屋
というのはメリットが少ないということでしょうか。

また、西日の当たる部屋は夏とても暑いという
理由もあげられます。
真南の太陽は高度が80度近くに上るため、
日差しは意外に室内には差し込まないのです。
しかし西日は、太陽が勢力を保ちながら高度を下げてくるために、
暑い日差しが室内奥深くまで差し込んできます。

このように嫌われてしまう西日の差す部屋ですが、
西側にしか窓をとれないケースも多々あることと思います。

そういう場合は、遮熱ガラスや外部用の可動ロールスクリーン
等を取り入れるという対応が必要になってきます。

0 件のコメント: