正直、個人的にはかなりの脱力感でした。
少しネタバレの内容も書きますので以下は観てない方は
ご了承ください。
何年か前に一度原作を読んでいたので再度原作を読み直して
観にいったのが、よかったのか悪かったのか。
観てる途中にため息がでてしまったり、観ているのが苦しくなったのも
初めてだったし、BGMが合ってないと思ったのも初めてでした。
2時間にまとめることが難しいのは予想していたけど
やはりそれぞれの人間模様が薄っぺらく、原作を読んでいるのが前提
というようなストーリー展開で、読んでいない人にはよくわからなかった
のではないかと思います。
一番残念だったのはラストにれいこさんがワタナベを訪ねてくるシーン。
意を決して、外の世界に出てきたれいこさんがどれだけの勇気が必要だった
のかもまったく伝わらないし、すき焼きがなぜラーメンに変わるの?!
もっと穏やかに優しい空気感で直子を二人で弔うシーンのはずなのに。
なんだろう。あの演出。
そこだけがもうかなりのショックでした。
もともと夫が好きで小説を持っていたので、二人で延々語りましたけどね(笑)
夫と話していて印象的だったのは、村上作品は読んでいると
情景が浮かんでくる ということ。
確かに描写が細かいので自分の中にしっかりと映像が浮かんでくる
なと思います。
それがあるから余計に細かい演出が気になったのかな。。。
緑の家にご飯を食べにいくシーンも手渡した花は水仙なのに〜!とか(笑)
4 件のコメント:
はじめまして。
ノルウェイの森 私も大好きで…高校生の頃から幾度となく読み返していました。
>村上作品は読んでいると情景が浮かんでくる
解ります!!!
なので映画を観ようか…すごーく迷っていました。
れいこさんとのシーンのすき焼き、、あれがどうなってラーメンに変わるのでしょうか??
緑の家を訪ねるシーンの水仙、他の花を買うワタナベくんはあり得ません~!!
すき焼きも水仙もどれも大事です。
それが違うなんて…さぞ違和感があったコトでしょうね。
私もそれを観たら、かなりガッカリしそうだなぁと思いました。
私の周りには、ノルウェイの森を一緒に語れる人が居ないので、、
ご主人と延々語りあったというのが、とっても羨ましいです~☆
ためになる記事をありがとうございました!!
>いいひさま
コメントありがとうございます!
細かいことですが、小説の中では十分に意味のある要素ですよね。
それがないがしろにされているようで
ちょっと悲しかったです。
最後のれいこさんとのシーンなんてもう・・・ラーメンだけでなくなにもかも
台無しな演出で・・・(泣)
それを踏まえて一度観られてもいいかも
しれませんが・・・笑
れいこさん役の女優さんがとても綺麗な
方でれいこさんが歌うノルウェイの森は
素敵でしたよ!
はじめまして。
わかります・・・
映画見て悲しくなりました。
映画は映画で綺麗だし、キャストが良かったので他の映画を撮ってもらって、これはなかった事にしたいですね。
共感できる方が居てよかったです~
>non39-oさま
コメントありがとうございます!
ほんとになんだか薄っぺらい感じでしたよね・・・
小説に思い入れがある人は同じような気持ち
の人が大半なんじゃないかなと思います。
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