2012年9月19日水曜日

深在性エリテマトーデスその後

私のブログに辿り着いてくださる方の検索ワードに
2010年に書いた「深在性エリテマトーデス」の記事が
いまだに上位に入っているので、今日は出産後の血液検査について
と、産前産後の変化について書いてみようと思います。

2011年の初めから薬の服用はなくなり、
定期的に診察をうけ血液検査のみで経過を診てもらっていましたが
2011年10月に妊娠がわかって、2011年10月11日の血液検査の結果も
特に問題がなかったため診察も打ち切りとなりました。
この時点で2010年4月に注入した脂肪は結局ほとんど吸収されてしまい
腕は凹んだ状態のまま特に紅斑は出ていませんでした。

妊娠中は腕に紅斑が新たに出ることもなく逆に、ホルモンの影響かは
わかりませんがよくなっているようにさえ感じていました。

産後、腕の凹んだ部分の周りに少し赤みが出て痒いことがあり
また炎症が出ているのかと心配になったので内科の先生に
お願いして数項目だけ検査していただきました。

検査の結果
 抗核抗体 640倍 (基準値40倍)
 血清補体価 34.9 (基準値25~48)
 CRP 0.03  (基準値≦0.3)
 eGFR 94.6 
 C3  88   (基準値86~160)
 C4  25   (基準値15~40)  という結果でした。

ちなみに2011年10月のときは
 血清補体価 32.4
 CRP 0.04
 eGFR 87.1
 C3  107
 C4  26

抗核抗体は一時1280倍だったので今回数値が一段階下がっていました。
とは言っても基準値にはほど遠いですが・・・

検査結果では特に炎症が進んでいる様子は見られないとのことで
一安心ですが、凹んだ部分のまわりに発疹が時々出て痒いのは
なぜなのか解らずです。

全身性エリテマトーデスの患者さんの中には妊娠すると
習慣流産や不育症の場合があるようで、私も最初は心配でした。
(とにかく深在性エリテマトーデスの情報が少なく、妊娠のリスクを
調べても全身性の場合でのリスクの情報ばかりだったので・・・)

深在性エリテマトーデスで妊娠しても大丈夫かなと考えている方は
主治医とよく相談されることはもちろんですが、
私はその時主治医が皮膚科医だったので、産婦人科の先生に
免疫内科の医師の意見も聞いたほうがいいのではとアドバイス
されて、同じ阪大病院の免疫内科も受診しました。
結局は免疫内科でも詳しい血液検査をしただけでしたが・・・
内科医の意見も聞けるのでより安心かとは思います。

あまり参考にならないかもしれませんが、記録として残します。

検査項目の内容について参考にしたもの
全身性エリテマトーデス http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/imed3/lab_2/page4/page4-11.html
  (サイト内の検査所見の項目参照)
抗核抗体 http://aska-cl.com/complication/complication05.html
血清補体価 http://www.e-ketsueki.com/qa/kensa_3/kensa_15.html
CRP  http://ketueki.syanari.com/CRP.html
eGFR http://www.kyowa-kirin.co.jp/ckd/check/check.html
C3 C4 http://kusuri-jouhou.com/immunity/hotai.html



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして、ブログ読ませていただきました。私も皮膚科に乾燥からの発疹と騙され半年程無駄な日々を過ごし、症状が酷くなってしまったため、別な皮膚科へ受診しました。そこで紹介状をもらい大きな病院へ皮膚生検を受けにいきました。そしてつい最近、深在性エリテマトーデスとの診断をもらい一か月程レクチゾールで様子をみてきましたが、この度ステロイド投与に昇格されました(T_T)ステロイド投与による副作用が不安でたまりません。平屋暮らしさんは副作用は大丈夫でしたか?

まめさや さんのコメント...

コメントありがとうございます。
副作用心配ですよね。私は治療の初期段階でステロイドを飲んでいましたが
短期間だったので特に目立った副作用は出ませんでした。
大学病院での治療に変わってからはステロイドは飲んでいません。
心配なことはよく医師と相談されて納得して飲んだ方がいいと思います。
お大事になさってください。